ニッシン・グルメビーフ株式会社

production-section松山第一工場

原材料の品質に合わせた小割りや整形処理が要。
部位を見極め原料の性質を把握することで
より効率的で優れた製品を安定して提供したい。

 生産本部は、原料の仕入れから加工、出荷までの行程を担うニッシン・グルメビーフの要となる部署です。そのプロセスの中で、設備の管理や人材育成なども大きな業務となっています。また豊富な商品知識をベースに、営業スタッフに同行してサポートを行う機会もあります。生産部門の大きな特徴の一つに、都会にはない大規模な自社工場を3工場保有していることが挙げられます。加工場内の室温は13度に管理し、ダーティゾーンとして加工場内のエリアと作業者を分離するなどクリーンな作業環境をキープしています。

 加工方法における一番のこだわりは、原材料の品質に合わせた小割りや整形処理を行うこと。部位を見極め、原料の性質を把握することで、より効率的で優れた製品に仕上げることが可能です。また専用機器でより調理に適した形状にスライスをし、それを急速凍結することで、使いやすさと美味しさ、安心を作り上げていくのです。原材料から製品までを一元管理することで、安定した品質の製品をお届けできるよう日々、努めています。「ニッシン・グルメビーフのお肉はいつ食べても美味しい」というお客様やお得意様の声が、私たちの何よりの励みとなっているのです。

生産本部 本部長/永井毅

松山第一工場1986年(昭和61年)12月稼働

(1日の製造最大数:20t)
松山第一工場

いつ買ってもいつ食べても同じおいしさを。
原料の状態を見極め効率的な作業により手頃な価格を実現。

 松山第一工場には全部で9つのラインがあり、全体で約200名のスタッフが作業に当たっています。当社の3つの工場の中で、もっとも生産量が多く、アイテム数も約400を数えています。急速冷凍した原料を用途に合わせてスライス、カットを行い、それを盛り付けていくという一連の作業の中で、特にこだわっているのは「いつ買っても、いつ食べても同じおいしさの商品へと仕上げる」こと。そのためにも原料の肉の状態を見極めることは、何より大切だと思っています。実際のスライスはオートメーション化されていますから、この見極めにプロとしての仕事があると考えています。

 例えば、サシ(脂身)の量は、原料によってまったく違います。これを考慮しないと、サシばかりになったり、反対にサシがまったくなかったりという状態になりかねません。牛タンも先端と根元では、大きさと食感がまったく違います。先端ばかりのパックだと、お客様に「おいしい」と思っていただくのは難しい。そこで当社独自の手法で、先端と根元をバランスよくカットしています。これにより盛り付けの手間も軽減することができるのです。余分な手間はコストに跳ね返りますから、お客様に手頃でおいしいお肉を食べていただくために、現場の管理をしっかりと行っていきたいですね。

生産部 課長/篠崎 剛

機械一覧

  • トンネルフリーザー
  • 冷凍スライサー
  • チョップカッター
  • マルチスライサー
  • ハイサーボ
  • 高速裁断機
  • APC
  • フレーカー
  • ミキサーグラインダー
  • グラインダー
  • 自動計量機
  • 自動包装機
  • 自動ラップ機
  • 真空機
  • ベルト式真空機
  • 深絞り真空機
  • シーラー
  • タレ充填機
  • X線異物検出装置