松山第二工場はインジェクションラインを担う工場です。分かりやすく言えば、仕入れた原料をいっそう美味しくする加工を行っているのです。加工は2通りあり、一つはお肉にサシをつくるために牛脂を加える加工。これにより赤身肉に程よいサシが入り、柔らかくジューシーな味わいになるのです。また近年、特にニーズが増えているのは熟成加工。これは素材本来がもつ旨味を最大限に引き出すために、ニッシン・グルメビーフが独自開発した酵素により熟成させ、旨味たっぷりのお肉へと仕上げていくのです。この技術は、他社にはないニッシン・グルメビーフ独自のものであるといえるでしょう。
加工においては、経験と技術が必要不可欠。食肉はそれぞれの性質があり、それを見極めて最適な加工を行うためには、やはり高い技術が必要となるのです。また衛生面への配慮には、ことのほか気をつかっています。毎日、設備の清掃作業に4時間程度を費やしており、つねにクリーンな製造環境であることをモットーとしています。加工する原料は完全に解凍した状態なので、迅速に作業をすることも肝要。製品の鮮度を可能な限り落とさないように、すべての作業をスピーディーに行うことを心がけています。当社独自の技術により、お客様を喜ばせる美味しい製品を生み出すことは、私たちの喜びとなっています。
生産部 課長/木村 雄